四肢に多発するが、その他、腹部、頭部、頸部、肩部などにも発生することがある。
各種細菌の感染によるものだが、創傷の大小に関係なく、細菌はしばしばきわめて微小な刺傷や擦過傷から侵入し、侵入部位は不明であることが多い。
炎症は急激に周囲に拡大し、浮腫を伴う。四肢などでは一夜のうちに全体が腫脹し、熱感を帯びる。
高熱を発することが多く、時間経過とともに、腫脹部皮膚から漿液を排出するようになり、また一部が軟化して波動を呈するようになる。
さらに自潰によって膿汁の排出をみる。長期にわたる症例では皮下結合組織が増生し、皮膚は弾力を失い、被毛粗剛あるいは脱毛し、象皮様肥厚が残る。
重症例では患肢での負重が不可能となるため、対側肢に負重性の蹄葉炎を発症することがある。
種牡馬サンデーサイレンスはフレグモーネから蹄葉炎を発症して死亡した。
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