★★★
![]() 第44回 マイラーズカップ(GII) |
【クラレント】
坂路でダノンマックイン(5歳1000万)を追走
1F12秒5で併入に持ち込んだ
岩田騎手
「以前より攻めは動くようになった。多少、重たそうだったが、これで良くなる。乗りやすい馬だし、京都外回りはいい条件。今は充実している」
と、重賞連勝へ自信たっぷりだった
橋口弘次郎調教師
「東京新聞杯は4コーナーでの手応えも抜群で、追い出してからもいい脚を使ってくれましたね。前走後は短期放牧に出して、戻ってきてから1か月くらい、このレースに向けて順調に来ています。去年の秋ごろから、馬が凄く大人になって、充実してきました。それが成績につながっていると思います。
今朝は岩田騎手に乗ってもらって、坂路でダノンマックイン(橋口厩舎の1000万条件馬)を追いかける形でしたが、想定通りの走りでした。追ってから少しもたついたかなと言っていましたが、最後の1ハロンが12秒5でしたから、そうは思っていなかったのですが。追い切りに関しては心配ありません。
京都コースも、開幕週の馬場もこの馬には良いですからね。メンバーも揃っていますが、この馬もそう引けは取らないと思っています。大目標の安田記念に向けて、良いスタートを切りたいですね」
【カネトシディオス】
坂路でいっぱいに追われ、4F51秒9〜12秒3とシャープに伸びた
武助手
「予定通り。メンバーが強くなるけど、相手なりに走れる馬だし、上がりだけなら引けを取らないよ」
と意気込んでいた
【オースミスパーク】
川島を背に坂路単走で4F53秒6〜12秒3をマーク
跳びの大きい豪快なフォームで駆け上がった
川島騎手
「先週乗ったときは太めだったけど、今週はガラッと変わった」
休養明けでもベテランのオープン馬らしい好仕上がりに満足の様子だった
展開は
川島騎手
「ハナにはこだわらない」
と好位からの逆襲を狙っていた
【ファイナルフォーム】
橋本篤典調教助手
「先々週、先週と、追い切りの動きはあまりピリッとしませんでしたが、今日(4/17)は反応が良かったですね。まだ体には少し余裕がありますが、この馬は使いながら馬体が締まっていくタイプですし、昨年の富士S(GIII・芝1600m)の時も体に余裕がありましたが、2着と恰好をつけてくれました。出走態勢は整ったと思います。今回は今年の始動戦となりますから、先のレースがどうと言うよりも、順調に行ってほしいですね」
【カレンブラックヒル】
ダート初挑戦だった前走のフェブラリーSは15着に惨敗
西口厩務員
「ゲート内で周りの馬がうるさくて…。驚いて後ろにもたれた時にスタートを切られた。ダートは関係ないと思うよ」
と振り返った
短期放牧を挟み、ここ目標に調整
西口厩務員
「順調にこれた。久々の京都で多くのお客さんに見に来てほしいね」
と地元戦で巻き返しを誓った
CWコースでハーデス(3歳500万)と併せ馬
5馬身ほど前にいく僚馬を追走してゴール寸前で並び掛け、馬なりでスッと首差かわしたところがフィニッシュ
6F83秒6―12秒1を刻んだ
秋山騎手
「速くならないようにゆっくり、の指示。やればやっただけ動くし、このくらいの時計でちょうどいい」
と振り返った
1歳上のNHKマイルC勝ち馬グランプリボスと初対決
これまでNHKマイルC勝ち馬の芝マイルでの対戦は7度あり、先輩馬が5勝2敗とリードしているが、どちらも未勝利
カレンが世代交代Vでジンクスにピリオドを打つか
平田修調教師
「フェブラリーSは馬の可能性を探ることと、今年の使い出しに(可能性に)チャレンジしたくなるようなレースがあったので、適性があると思って使ったのですが、結果的にはちょっと馬に悪いことをしたかな、と...。ダート適性が考えていたほどはなかった、と思えば敗因はハッキリしていますし、今回は条件も変わりますから、それほど引きずらなくても良いのかなと思っています。
前走後はダメージが気になったのですが、思っていたよりもケロッとしているように見えて、疲れが出ることもなかったですから良かったです。先週、今週とコースに入れて追い切りましたが、先週もこの馬らしい良い動きをしていましたし、今週は軽めに、終いを少し伸ばすようにしました。天皇賞の時くらいの状態にはあると思いますし、あの時と比べると精神的に落ち着きもありますから、ナーバスにならずに競馬に行けると思います。
今回は京都の芝のマイル戦で、現状一番合っている条件だと思いますから、楽しみにしています。前走の結果を払拭する意味でも、今回はこの馬らしい走りを見せて欲しいな、と思っています」
【マジンプロスパー】
1年9カ月ぶりのマイル挑戦
柴田厩務員
「前回(丹後半島特別6着)マイルを使った時は力んで引っ掛かった。阪急杯(2着)のようなレースができれば距離は持つ」
と手応えありの様子
柴田厩務員
「前走(高松宮記念6着)は自分の競馬ができなかった。その分ダメージはない。ここでいい競馬ができれば選択肢が広がる」
と話した
【ダノンシャーク】
今年初戦のスポニチ賞京都金杯を快勝
初タイトルをゲットした京都マイルで重賞連勝を狙う
寺島助手
「前走後は約2カ月半、放牧に出して休ませた。戻ってから順調に乗り込んだ」
5歳を迎えて、ひと皮むけた印象だ
寺島助手
「精神面がどっしりして、調教でも乗りやすくなっている」
と語っていた
坂路でラヴァズアゲイン(4歳500万)と併せ馬
4F53秒7〜12秒0を刻んで、手応え良く併入した
大久保龍調教師
「先週、強くやったので、今週は手応えの感じでしまい伸ばした。いい動きだったし、これで十分。ここで結果を出せれば本番でも楽しみ」
と好勝負を意識していた
高野調教助手
「前走(京都金杯)は先が楽しみになるような内容でしたし、今回もその時以上のパフォーマンスを期待しています。前走後は放牧に出して、今回は休み明けですが体も一回り大きくなった印象で、闘争心も出ています。
今回はGIでずっと走ってきている馬もいますし、メンバーが揃っていますが、それでも前走で見せた脚を信じて期待しています。
先週はジョッキー(クリスチャン・デムーロ騎手)に乗ってもらって一杯にやったので、今週は(坂路で)終いを伸ばす程度にやりました。今回は開幕週ですが、いい位置につけていれば、最後の脚が使えるのではないでしょうか。
休み明けだからといって、力を出し切れないとも言っていられないですからね。GIに向けてしっかり力を出して、このメンバー相手でも引けは取らないという競馬を見せて欲しいです」
【シルポート】
同レース3連覇の偉業に挑む
西園調教師
「前走(中山記念3着)の行きっぷりも良かったし、8歳でも血気盛んや。今回も離して逃げていくよ」
と堂々と逃走宣言
坂路、序盤から飛ばして最後まで緩まず、ラスト1Fも12秒8
4F50秒5は延べ989頭上がった、17日の栗東で1番時計
西園調教師
「順調。時計も出た。自分のペースで行って、どこまでやれるか。早々と鈴を付けに来られたら止まってしまうだろうから」
と、展開面を最大のポイントに挙げた
西園正都調教師
「前走(中山記念3着)はこの馬らしい競馬をしてくれたと思います。中山記念の後はここを目標にして、順調に来ることが出来ました。
8歳でも中年の星と言うか、凄く頑張ってくれる馬で、今朝も坂路で50秒台が出ました。元々攻めでは動くタイプですが、それにしてもいい動きでしたね。この馬なりにいい状態にあると思います。
今年はこのレース3連覇がかかっていますが、今年はメンバーの層も厚いですから、ちょっと展開の助けが欲しいところです。コースも問題ないですし、開幕週の馬場もいいと思いますが、メンバーが強いのがどうかでしょう。あまり楽はさせて貰えないでしょうから。
ただ、平地重賞3連覇というなかなか無い記録がかかっていますから、何とか全力で向かって行きたいですね」
【レインボーダリア】
篠原茂助手
「いい仕上がり。帰厩当初の背、腰の緩さは、いいリフレッシュができた証拠。十分乗り込み、最終追いはさほどやらなくてもいいくらい」
と続けた
3月上旬から十分に乗り込み、大目標・ヴィクトリアマイルを見据えての遠征
篠原茂助手
「久々のマイルに戸惑うかもしれないが、本番前に同じ距離を、ということでここへ。真面目でいつも一生懸命。ほとんど着外がない」
同助手の言葉通り、4歳以降の16戦で掲示板を外したのが2戦だけ
決して、G1の試走ではない
【グランプリボス】
マイルG1・2勝の実力馬グランプリボスが今年の初戦を迎える
ただ典型的な叩き良化型タイプだけに陣営は慎重な姿勢
久保助手
「稽古はいつも元気なんやけど、休み明けは競馬にいって引っ掛かる。1回レースを使うと、体も凄く良くなるタイプだから」
中8週以上だったレースは6戦して全て4着以下に敗れている
果たして今回はどうか
坂路でキョウエイバサラ(5歳1000万)を追走
初コンビの浜中がじっくりと折り合いをつけ、ラスト1Fで並ぶと、グッと前に出て1馬身先着した
1F12秒6
浜中騎手
「前に馬を置き、折り合いを確かめてくれとの指示。我慢が利いて、動きも力強かった。馬力は相当なものがある」
矢作芳人調教師
「香港マイル(12着)は精一杯仕上げて、決して悪くはなかったと思います。ただ、結果を見ると、秋4戦目で疲れがあったのかもしれません。その後は検疫の期間などもあって疲れも取れましたし、次はマイラーズカップと決めて、順調に仕上げてくることができました。
先週はCウッドコースで一杯にやりましたし、今日は馬の後ろで折り合い面を重視した調教を。初コンビの浜中騎手に乗ってもらって、感覚を確かめてもらいました。最初は(浜中騎手も)大丈夫かな?と思ったようですが、途中からはスムーズに、リラックスして折り合っていたと言っていましたし、一度乗ってもらって良かったなと思います。(馬は)凄く良いんですが、休み明けで走らないので...。
京都に関してはスワンSを勝って、苦手意識は払拭しましたし、マイルCSも勝ちに等しいような内容で2着ですから、コースに不安はありません。楽なメンバーではありませんが、地力に関してはこのメンバーでもトップクラスだと思います。シルポートが引っ張ってくれるなら流れも向くでしょうから。ただ、この馬は外枠が当たることが多いので、あまり外枠は引きたくないですね。
休み明けに実績はありませんが、今回は今までになく走れる雰囲気にあるので、ぜひ応援してください」
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